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観戦という授業はどうでしょ?

2019.01.09 (Wed)

(「授業の「持久走」って意味あるのか?」からの続き)

体育教師というのは、タイヘンな職業だと思います。

例えば、自分は陸上部で短距離をしてきた。走るのが楽しい!元気になれる!生き甲斐だ!素晴らしい!若者にも伝えたい!指導したい!という意欲満々で教師になります。ところが、授業では陸上(短距離走)だけを担当するわけではないです。砲丸投げや走り高跳びも教えないといけないし、陸上とは違う競技、例えば体操なら体操の楽しい!を伝えないといけないし、水泳、サッカー、柔道、剣道、相撲、バスケットボール、バレーボール、卓球、ダンス、テニス…あらゆる競技に興味関心をもって、しかも伝えられるだけの楽しさを見出し、自分の中で落とし込み、それを効果的に伝えるという、役割が求められます。スポーツキャスターなみの知識と追求力が必要です。タイヘンだ。

一つ、提案するなら、

「観戦」という単元を作ってはどうか?

ということです。

ランニング嫌いは多くても、マラソンや駅伝の中継を見るのが好きという人は多いです。興味もって観ることを育てるのも、大切な要素だと思います。音楽の授業に、楽器演奏や歌唱という実演以外に、鑑賞があるようにです。観戦を加えると、ゴルフやモータースポーツ、ボクシング、レスリング、フェンシング、アーチェリー、射撃、ヨットなども扱えます。

オリンピックを控える国としては、観戦技術をあげるというのも大切な要素だと思います。テレビ中継の中には、常に「初めて観戦する人」を想定した説明や解説があり、見慣れた人には鬱陶しいこともあります。例えば、「アメリカンフットボールは、4回の攻撃で10yard進め…」という説明を必要とする人が見ているケースはあまり多くないと思います。ルール説明がなくても、観ているうちにルールが理解できるのは、次々と新しい競技を観戦することで磨かれる技能です。「わからないから観ない」が防げれば、競技サポート人口が各段に増やせるはずです。

スポーツを通して世界を知るという単元もアリだと思います。世界一ファンの多いスポーツはサッカーですが、二番目に多いのは?日本ではかなりのマイナースポーツです。その競技(クリケット)に詳しくなると、世界のかなりの人達と話題が共有できます。その地方でしか行われていない競技もあります。

スポーツは、ときとして代替戦争に置き換えられることもあります。そこで設定されるルールは社会の規範設定と連動します。しょっちゅうルールが変えられる競技には、どういった力学が働くのか?スポーツ政治学、スポーツ社会学、スポーツ心理学…あらゆる興味関心をスポーツを窓口に広げることができます。

体育教師の可能性は無限大です。楽しそう。
 
09:22  |  スポーツ  |  Comment(0)

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