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映画「ダンケルク」観てきました

2017.10.02 (Mon)

映画「ダンケルク」観てきました。この映画は広い画面の映画館で観なければと思い、雨が降る中映画館へ。実はこの映像が最大限に活かされるスクリーン(IMAX)の映画館ではなかったのが後になって気付いたのがちょっと残念。

前もって触れておくと、僕は小学校時代、いわゆる「軍オタ」でした。日本海軍、ドイツ陸軍、ドイツ空軍の戦記物を読みあさったり、プラモデルを作ったりという少年でした。だから、今回の映画のテーマである「ダンケルク」がどういう場所でどういう内容のものかはだいたい把握してからの映画です。全員がイギリスに渡れるわけではないだろうけど、かなりの人が救出されるという結末を知っての鑑賞でした。

11:40からの劇場には男ばっかり7人くらい。高校生っぽい男子学生や、僕よりすこし若そうな人、僕世代が数名、僕より上が数名という具合。映画が終わって、一番上のすみっこに僕より年上の女性が一人いたのに気付きました。そして、映画の中も男だらけ、というか男まみれ。男前の兵士達は、最後には沈没船から流れ出た重油まみれに。映画が臭いを伝えるようになったら、この種の映画を観に行くには鼻をつまむ洗濯ばさみが必要でしょう。女性の登場シーンは2回で両方合わせて5秒くらい。まさに男まみれ。

映画の撮り方は特殊で、人を中心に経過を追いかけるのではなく、同じ時間軸にある陸と空と海を、あっちに行ったりこっちに行ったり、チョッと戻してコッチを描いたら、次はチョッと戻してコッチと、時空を行ったり来たりしながらすすみます。さっきはパイロットから船を見下ろしたシーンだったのが、次のシーンは船から戦闘機を見上げるシーンといった感じ。お互いの存在が視界に入りながら、コロコロと切り替わる展開。このパラレル進行は、一人にグッと感情移入する展開に慣れている人には、落ち着かない展開だと思います。そういった批判も実際あります。

ただ、現実的には、それぞれにそれぞれの背景や気持ちがあって、それが混ざり合ってその場面を構成しているわけで、この映画では取り上げられなかったですが、ドイツ軍側の人にもそれぞれ背景があって、今、その場で向き合っているわけです。こういうアプローチもありだとは思います。

映画はサスペンスアクションにジャンル分けされるのでしょう。歴史ドキュメントではないし、戦争ヒーローものでもありません。チッチッチッチッという秒針の音がサスペンス感を盛り上げてくれます。

音といえば、音楽は僕の好きな「ハンス・ジマー」。この人の映画音楽は本当に素晴らしいです。音楽だけで空間の奥行きを表現できる作曲家だと思います。有名なところだと「パイレーツ・オブ・カリビアン」や「グラディエイター」、「料理の鉄人」のBGMにも多用された「バックドラフト」もこの人。そして、Wikipediaの「ハンス・ジマー」の欄に載ってもない「きれいな涙 スピリット」(Spirit: Stallion of the Cimarron)。ウチになぜか、このハンス・ジマーの音楽だけがたくさんあります。今回も映像を盛り上げる作品でした。映画が始まり少しして「もしやハンス・ジマー?」と思えるくらい独特のハンス節でした。


さて、この映画、敢えて気になる点を書くなら…です。
40万人の兵士がダンケルクに追い詰められたはずなんですが、見たところ4万人くらいにしか見えないんです。40万人といえば、岐阜市や枚方市、横須賀市の赤ちゃんからじいちゃんばあちゃんまでの人口です。もうちょっとグワ~ッと人が群がっているのでは?と思います。「ロード・オブ・ザ・リング」のペレンノール野の合戦でもオークが20万と人間側6千であの数ですから。

そしてその40万人の兵士すが、撤退でくたびれているとはいえ、いつまで経ってもイギリスからの迎えは来ないし、空からはスツーカがサイレンならして爆撃してくるし、腹は減るし喉は渇くし、夜は冷えるし…きっとイライラも極限だと思うんですが、そのわりには静か~に4万人が並んでるんです。怒鳴り声や小競り合いはあったと思うんです。その辺りは割愛ってことにしたのかな?人数も減らして、イライラも減らして、ただただ追い詰められてショボーンという英仏兵士ってことにしたのかも。

そして、この映画、もしかしてイギリス人なら感涙して見るテーマなのかもしれませんが、「見事」「大感動」という評価を期待すると、ちょっと「アレ?」ではと思います。周囲に映画マニアがたくさんいるので、映画好きなどとても言えませんし、シビアな視点で映画を見て評価ができるわけでもないので、ごくごく平凡な僕の印象に過ぎませんが…この先、この映画がDVDやブルーレイ、あるいはテレビで見る機会があるとして、その時に改めて見るか?と聞かれると「微妙」としか答えられません。

そして、最後に「ダンケルク」です。劇中では「ダンカーク」と発音されてますが、なぜにダンケルクなんでしょうか?と思って調べてみたら、フランス語の Dunkerqueが「ダンケァ<ゥ>キュ」な感じで、「ダンケルク」に近いといえば近いです。そいえば英語では「パリス」ですけど、日本では「パリ」ですし、フランスの地名は基本フランス語的なんですね。


予告編では、「スターウォーズ最後のジェダイ」と「ブレードランナー2049」が。この冬は楽しみだ。

 
18:43  |  映画  |  Comment(0)

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