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アメリカンおじさん達と神戸へ

2017.07.17 (Mon)

ウチの和子はんが大会長をしている学会学術会議(通称:学会)が京都であり、その登壇者の夫と友達の案内役を仰せつかり、16日の日曜日は彼らと過ごしました。一人はシカゴ近郊ロックフォードからのボブさん、もう一人はニューヨークからのハロルドさん。二人ともリタイア生活をエンジョイしていて、ボブさんは静かなジェントルマン。ハロルドさんは陽気なスポーツマン。

9時に宿泊先のホテルに迎えに行った後、夜20時半までの11時間半。英語でフル活動でしたが、お二人の人柄のおかげか、不思議と言葉に詰まることはなく、スムーズでした(なにしろ言い終わるまで待っててくれる!そして「なに?なに?」という態度を維持してくれる!)。聞き取りは相変わらずザックリです。微妙な賛否の違いや温度差を聞き取れないのは相変わらず。

そのかわり、「発音キレイだね」は、今回も言われました。これはモノマネ好きだから。発音は大人になってからでも十分身につきます。聞こえるままに真似すればいいだけ。「エポゥ」を「アップル」にしなければイイだけのこと。聞こえるまま自分で話す。たったそれだけ。ただ、発音のことを褒めるのは、時制や変格がチャントできていないから、発音だけが目立っている可能性大。せめて中学生レベルを維持できれば…です。12月にはホノルルマラソンに行くし、それまでには!
 
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さてさて、ホテルで彼ら二人をキャッチした後、移動先のホテルのチェックインを先に済ます。そして、彼ら2人が「行きたい!」という京都鉄道博物館へ。

博物館の前まで行くと、早くも行列。並んでいるうちに、ハロルドさんが日本語の練習を始める。「"Three tickets" は日本語でどう言えばいい?」と聞かれたので、「3枚」と答えたら「1、2、3枚」と練習。するとボブさんが「くら?くで?くだ?」というので、「もしかして『下さい』?」というと「それそれ!」と。「なんだそれ?」とハロルドさん。「よりポライトかつノーブリッシュな日本語」と僕が説明すると、「ノーブリッシュ!いいねぇ『3枚下さい』ね」とブツブツ「3枚下さい」を練習。

そして、いよいよ入場券購入!

がっ!
そこにあったのは自動券売機でした。
 
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500系の真っ正面。この角度から見ると…
 
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コウイカだな。
 
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アメリカン「鉄ちゃん」は、英語の部分をジックリ読む。そして、枕木のコーナーではえらく感動してました。「スゴイです!日本の鉄道の乗り心地がいいはずです」。
 
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100系新幹線の足回りが気になるハロルドさん。この後、デカい図体を潜り込ませて、なにやら確認しておりました。
 
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屋上からの眺め京都タワーと東寺の間を行くサンダーバード。

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さてさて、オジサン達二人は、鉄道の中でも特に新幹線が大好き。「速いのがイイのだ!」。そこに加えて、「高いのもイイのだ!」という、わかりやすい男子思考です。

というわけで、京都に滞在しているし、祇園祭シーズンまっただ中だけど、新幹線に乗って神戸へ。運良く、やって来たのは岡山行きの「ひかり」。

「ジャパンレールパス」は、期間中何度も乗り降りできるけど、「のぞみ」と「みずほ」に乗れない制約付き。東海道新幹線区域で「のぞみ」に乗れないとなると、かなり便数が限られる。後で調べたところ、新大阪~岡山間の昼間は1時間に一本のみ。なんて不便。たまたまその1時間に一本の「ひかり」に乗れたというのはラッキーとしか言いようがない。

「窓際!」と一目散なのも鉄道好き行動。新大阪を出てすぐの宮原操車場には「瑞風」の姿が!はじめて現物を見ました。約30分で目的地の新神戸駅へ。

ココからが難問。事前に聞いていたのは「六甲山に行きたい」という情報。なるほど「高いところもイイ!」ですな。調べてみると、六甲山へは、新神戸から地下鉄に乗って、阪急に乗り換えて、神戸市バスに乗り換えて、ケーブルカーに乗って…ん~けっこう移動がタイヘンだぞ。「以前、日本に来た時にも行った」とも情報が。うむ、よほど高いところへ行きたいのだろうと確信。一応、出掛ける前に念のため時刻と値段を確認しておきました。

で、新神戸駅に到着。ボブさんに聞いてみると、「ん?すぐそこから出てるよ」と言っている。あれ?話が違うぞ?どういうこと?と聞いてみるけど、よくわからない。「とりあえず行ってみよう」ということで、「ん~僕の記憶が確かなら…コッチだ!」というのでグングン歩いて行く。

布引ハーブ園」!!

ケーブルカーじゃなくてロープウェイね。ボブさんに確認すると、「うん、ロープウェイ」。ケーブルカーとロープウェイは似て非なるモノ。鉄道好きなら、この二つを間違うことはないが、「どっちでもエエ」という人にとっては、どっちも山へ行く時に乗るモノで混同しがちなのかも。

新神戸駅から歩いて数分。途中、工事中のエリアがあってややこしいけど、「布引ハーブ園」の表示は出ている(ただしJapanese Only)。それに沿って歩くだけで乗り場に到着。なんて簡単!だれやの?六甲山へ、それもケーブルカーって聞いたのは?
 
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高いところはイイねぇ。

「あの向こうの島は、埋め立ててるんだろ?なんてこったい…」というボブさん。ハロルドさんも、「自然がエエのになぁ」と答える。「埋め立てといえば…あの悪趣味な…」とボブさんが言うので、なにが来るのかと思えば、「ほら、あの、石油の…」と出てこない。ハロルドさん、すかさず、

「ドゥバーイだろ?」

と答える。僕も「あのパームツリー型の?」と乗っかる。あれはアメリカ人が見ても、やっぱり悪趣味なんですな…という人もいるってコトですけど(ハロルドさんは"Not all"をことあるごとに言ってた)、共通認識というのは、なんとなく嬉しいような楽になるような気分です。
 
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山頂駅を降りて、ボブさんと。この後、どこかへ行くわけでなく、降りてすぐのカフェでビールを飲み、ひとしきり喋って、そしてまた乗って降りる。乗り物好きは、ハーブ園を見て回ったりしなくても、「見た」「乗った」「行った」で十分なのです。同じ感覚のオジサン達でほんと楽チン。

ボブさんはアルコールを飲まない人なんだけど、ハロルドさんは水代わりにビールを飲む感じ。テラスの椅子に座って何を熱心に議論したかというと、NFL界を揺るがしたトム・ブレイディーの「デフレートゲート(deflategate)」事件について(笑)。話には伏線がありました。ロープウェイの乗り口へ行く道中。道に迷っている風の欧米系男子4人組。聞けばメルボルンからの旅行者。「メルボルンといえば…」とスポーツ好きのハロルドさんが「オージーフットボールの☆☆!」という話に。ロープウェイ乗車中は、一時、フットボールの話は途切れていたけど、ふとした拍子に話題がフットボールに戻る。そこから「ペイトリオッツは強すぎるねぇ」「ベリチックは移籍して欲しいよ」という話に。そして、話題は「デフレートゲート」に。

「アレは無いわ」というボブさんと、「アレも含めてNFLってモンよ」というハロルドさん。両者白熱の議論。僕はと言うと、NFLは好きだけど、あの件に関しては「真相は闇」な立場。正直言って、強すぎるペイトリオッツに嫌気がさしているので、ブレイディーが出場停止になって「やった!」だった…という話を伝えると、「まぁ、それはあるな」とご両人。とはいえ、両者の結論は出ないまま、議論ゲームは終わったのでした。いいんです。合意に至らずとも、これは意見や考えを深めるゲームだから。
 
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「ビールも無くなったし、降りるか!」ということで山頂駅から下りへ。ハーブ園は全く見ずに帰る男子達。

このあと、ハロルドさんは彼女へのお土産のスカーフを購入。条件は、シルク100%で日本製。手頃なのが見付かりパッと購入。買い物が速い!この辺りも男子!買い物が終わると、「さて!次は?」なので、「とりあえずビール」。

一軒、日本的なお食事処で一杯引っかけた後、ハーバーランドまで行き海風を浴びながらまた一杯。さて、そろそろ京都に帰りますか!と神戸の港を後にしたのは18時半。ところがここからが長かった。
 
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神戸から三宮へ行き、そこから地下鉄で新神戸へ。ところが、新神戸駅では「ひかり」が行ったばかり。次の「こだま」は30分待ち。ヤレヤレ。
 
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新神戸駅は、たいして見るモノもなく、ブ~ラブラ。ブラブラしながらも話は絶えずなにかしてる2人。僕は疲れてくると、聞き取り力がさらに落ち、聞こえてくるのはもはや言葉ではなく風景音。

そして新大阪行きの「こだま」に乗ると、あっという間に新大阪。そして新大阪で再び30分待ち、東京行きの「ひかり」へ。待ち時間1時間、乗ってる時間は30分。これでも在来線で京都まで行くのとほぼ同じ所要時間。

京都駅からはキャブ(=タクシー)に乗って学会メンバー御一行様と合流。到着したのは20時半でした。

前々日から一泊二日の神奈川県厚木市で仕事をして、帰ってきた翌日に英語シャワー。ホテルに迎えに行く前はどうなることかと思ってたけど、合流してからはアッという間の楽しい一日でした。

オーケー、ベイ~ベ!
 
23:42  |  旅行  |  Comment(0)

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