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降りかかったコトをどう解釈し、どう行動するか?

2011.07.23 (Sat)

昨日の、東梅田での飲み会の帰り。京都方面行き京阪特急は最終でした。

当然のように座席は満席。つり革に捕まって立ってると、目の前に僕がRoland退社後に心斎橋そごうでバイトしてた頃、正社員だった人が。グッタリヨレヨレに疲れて、薄目と口を開けて寝てました。心斎橋そごうは、今や影も形もなく、大丸になってしまいました。彼は無事にどこかに転職したらしいのですが、それにしても半端ないくたびれた様子でした。

僕は阪神淡路大震災の影響で、そごうの下請け会社(僕の直接の雇い主)から「来月から来なくてイイ」と言われましたが、あの時スパッと辞めた(辞めさせられた)からこそ、今があるような気がします。あのままズルズル残っていたら、大学院に行くキッカケも失ってたような気がします。そうなると和子さんとも出会ってなかったし、加奈子も生まれてなかったし、講演講師もしてなかったと思います。

「派遣切り」や「雇い止め」「突然の一方的解雇」はズーッと問題になってます。確かに、働き手の成果とは無関係に、雇い主の勝手に、働き手が振り回されるのは問題です。でも、そんなことをする雇い主は、やっぱり「その程度」の雇い主であって、長い目で見た時、例え争って雇用の継続を勝ち取ったとしても、先は知れてるような気がするんです。あの元そごうの社員のくたびれ具合を見てると、そんな気がしました。

確かに「クビだ」「もう来なくてイイ」と言われると、全人格を否定されたような気になるでしょうし、僕でもそんな気になりました。でも、僕の場合は、自分の働き方が決して100%誠実だったとも言えませんでしたし、サボったりダラダラ働いていた瞬間も多々あったので、「あ~やっぱり?そりゃ切られて同然かもね~」とも思いました。「来なくてイイ」と僕に言った管理職の人もとっても言いにくそうでツラそうだったのが見て取れましたし、むしろそっちの方に同情したりもしました。

あの後、本当に食べていくのに困った日が続いたんですが、夜のビル掃除や駅の看板広告張り替えなど、その日一発の仕事でなんとか食べつなぎながら、大学の通信教育課程を卒業し、社会福祉士をとって、大学院にも進学できました。

僕がクビを宣告されたのが、27歳(たぶん)という、まだ若いうちでラッキーだったのかもしれません。子どもも居る状態で「クビだ」と言われると、そりゃタイヘンだと思います。でも、ある日突然、職を失うことは、資本主義社会ではかなりの確率で起こりうることです。そんな「起こりうるコト」が降りかかってきた時、それをどう解釈し、どう行動するか?これこそ、その人の生き方や考え方が表れる瞬間だと思います。

僕は、本当にラッキーな人間だと思います。局面局面で、たいして深く考えもせず、「なるようになるやろ」と思いながら選択したコトが、全部良い方に来ました。

あの当時、僕は、サラリーマン街道を踏み外し、そごうに出入りしながら食べていくのがやっとの暮らしでした。その僕が、昨日、楽しい楽しい飲み会の帰りに上機嫌で帰ってる、その目の前に、有名企業の正社員で、それなりの待遇だったはずの人が、くたびれ果ててよだれを垂らして薄目を開けて寝ているのです。なにがシアワセなのかは、ある一瞬の一場面を切り取っただけではワカランものですね。

ま、この僕も、この先どうなるかなんて全然わかりません。でも、それがまた生きていくおもしろさでもあります。なにをするにせよ、自分で解釈して、自分で行動を選ぶ。そしてその時できるコトを精一杯やってみる。これを忘れなければ、なんとかなるような気もしてます。
23:57  |  日々の出来事  |  Comment(0)

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